BRAND HISTORY
上品さとユニークな遊び心が共存するFENDI(フェンディ)。2019年秋冬シーズンより、リブランディングし「エレガントでオーセンティックなトラッド路線の大人の女性に向けたブランド」として再発進しました。高い知名度と愛らしいデザインで様々な女性誌でも特集が組まれ、日本の流行のキーとなっているブランドです。
フェンディはアドーレ・フェンディ夫妻が革製品を取り扱うお店としてスタートしました。
当時ハリウッドで毛皮の襟巻が流行っていたことから、毛皮のコートの製作に着手したことがきっかけで、フェンディの名はたちまち広がっていきました。
1965年にモード界の巨匠「カール・ラガーフェルド」が、毛皮コートのデザイナーとして入社。エナメル加工など様々な技法を取り入れた革新的なデザインが話題を呼び、毛皮のイメージを一新しました。
1969年には毛皮コートのプレタポルテを発表し、40年代から裏地として使われていた「F」を組み合わせた柄を表側に使い、ここからブランドアイコンの「ダブルF」が誕生しました。この「ズッカ柄」は現在でも多くの商品に使われています。
1997年にはブランドの定番バッグともなる「バゲット」が発表されました。これはスタイルオフィス・ディレクターのシルヴィア・ベントゥリーニ・フェンディが手掛けたもので、バゲットパンに形が似ていることから名付けられました。
フェンディの人気商品といえば、「ピーカブー」。
ピーカブーは「いないいないばぁ」という意味を持ち、数々の有名女優やセレブたちを魅了したブランドバッグです。
バッグのハンドルをあえて1本にまとめたスタイリッシュなデザインで、金具を外した状態がまるでバッグが「いないいないばぁ」をしているように見えたことから、ピーカブーの名が付けられたとされています。
高級ブランドならではのユーモア溢れるネーミングセンスとモードなデザインで街の流行をさらい、フェンディの主力商品へと躍り出ました。
フェンディならではの遊び心溢れるアイテム「モンスター」も、非常に人気が高まったシリーズです。
キュートなフェイスを図柄にした財布やチャームは爆発的な人気を誇り、モンスターを模倣したアイテムも各ブランドから続々発売されました。
2019年には、バゲットが新デザインとなって復活し、世界中から益々注目が集まっています。