BRAND HISTORY
持ち主の品格をあげる「イタリアのエルメス」と称されるVALEXTRA(ヴァレクストラ)。1937年ジョヴァンニ・フォンタナによってミラノで設立されました。
エルメスやグッチなどと同じくヴァレクストラも馬具作りからスタートしました。ブランド名の由来はイタリア語でスーツケースを意味する”valigia”と”extra”の造語です。ニューヨーク近代美術館(MOMA)に永久展示されるバッグ「PREMIER」をはじめ、名品バッグを数多く輩出しています。
オペラ歌手のマリア・カラスには、ヒポレザーのバニティケースや帽子ケースを、そしてケリーバッグの名前の由来にもなったモナコ公国妃のグレース・ケリーには巨大なゴールドの留金のついたバッグをデザインしました。
それ以外にもイランの女王ファラフ・ディーバにも貴石を留め具にしたバッグ、クエート首長にはエレファントレザーで作られた14ものトランクとスーツケースのセットをデザインしました。
他にもフィアットの元名誉会長ジャンニ・アニェッリやジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディ・オナシスなど名だたるセレブ、ファッショニスタを虜にしました。
1980年代から2000年まで、ヴァレクストラはカルティエ、ダンヒル、アルマーニのレザーグッズを手がけています。
全ての製品が高品質かつシンプルを追求したもので、洗練されたデザインがブランドの特徴となっています。完璧を追求したカッティングで真のラグジュアリーとは何かを体現しています。表からみてヴァレクストラだとわかるようなロゴやデザインは一切ありません。
ヴァレクストラは「本当に良いと思った人だけに買ってもらいたい」というスタイルで、大規模な広告戦略は行わないことでも有名で、高級志向の知る人ぞ知るブランドという立ち位置です。 2019年にはダウンで有名なモンクレールとコラボレーションするなど日々進化を続けるヴァレクストラに今後も目が離せません。