BRAND HISTORY
大人可愛いが作れるブランドとして女性から高い支持を集めているkate spade(ケイト スペード)。トランプのスペードをあしらった特徴的なロゴがトレードマークです。
創始者ケイト・スペードの手によって、1993年アメリカでバッグのブランドとして設立され現在に至ります。ファッション誌のエディターをしていたケイトは、中々自分が理想とするバッグがないことに不満を感じていました。そんな彼女に、夫となるアンディは、バッグの会社を作ることを提案。これが、ケイト・スペードの始まりです。
シンプルで使いやすいデザインをベースとし、抑え目な色からカラフルでキャッチーな色、アニマルモチーフの柄まで取り揃えており、ガーリーさと女性らしい気品を兼ね備えています。
「シンプルなシルエット」「手の込んだディテール」「情熱に満ち溢れたカラフルな世界」が特徴。
また、創始者ケイトが考えるコンセプトでもある「実用的で耐久性の高さ」を重視したクラシカルでシンプルなデザインがある一方で、猫の顔を模すなど随所に遊び心が詰まった華やかなデザインセンスも兼ね備えています。
現在はアパレル、シューズ、ジュエリー、ホームアイテムなど展開は多岐にわたっています。
他のハイブランドと比べると価格帯が手頃なことや、可愛らしいデザインが多いことからアメリカでは20代前半の女性人気が高いブランドです。
2018年からはデザイナーが変わり今までのポップさや可愛らしさは残しつつ、「大人可愛い女性」に向けたデザインに。また、アパレル部門も強化されバッグに合わせたトータルコーディネートが楽しめるようになっています。
同社は2017年には同じアメリカに拠点を置くCOACHに買収されました。
ケイト・スペードがブランドを離れて10年以上が経った、2018年6月5日。彼女は55歳という若さで亡くなりました。しかし、ケイトが打ち出した、「ハッピーで遊び心を持ち自立したケイト・スペード ガール」は、今もブランドの中で確かに生きています。