BRAND HISTORY
スペイン王室御用達、クリーンなアイテムが魅力のLOEWE(ロエベ)。1846年、ドイツ生まれの皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグがマドリードにレザーグッズを取り扱う工房を立ち上げました。ブランドとしての設立は1872年です。
1892年に流行の発信地であるプリンシペ通りに店舗併設型の工房であるE.ロエベブティックを開き、この頃より製品全てにレザーグッズファクトリーというエンブレムが施されるようになります。
同時に婦人用ハンドバッグの製造もスタートさせました。貴族や富豪による革製の宝石箱など小回りの利く箱の製作で評判となり、後に革製の袋(バッグ)やトランクに進出します。スペイン王室御用達で良質な革、Lの文字のモノグラムで有名になりました。
素材(品質)へのこだわりが強く、超高品質な革製品を使用しています。仔羊皮をなめしたナッパ素材を使用し、実際に使用するのはわずか数パーセントほどだと言います。
1970年、スペインの画家、ヴィンセント・ヴェラによりロゴマーク「アナグラム」が発表されました。
4つの「L」を組み合わせたデザインは有名となり、ロエベの象徴とされています。1975年に誕生した、ロエベの代表的なバッグ「アマソナ」。厳しい品質チェックをされたなめし革を使用している為、上質なレザーで軽量かつ耐久性に優れており、ロエベ特有の洗礼されたフォルムに、エレガントな雰囲気をかもしだしている商品です。ロエベの顔でもある「アナグラム」も刻印されています。
1985年、ルイ・ヴィトン社と提携し、1996年、LVMHの傘下に入ります。LVMHの傘下に入ることで、ロエベが上流階級に多くの支持を得るブランドから中流階級にまで支持を得るブランドになりました。フレッシュな感性を取り込んで、若年層や一般大衆の需要を汲んだ新たなデザインを打ち出すことに成功しました。
1989年にはフランス・パリのアヴェニュー・モンテーニュに海外初となる直営店をオープンしました。この成功を足掛かりに、世界中でブティックを展開するようになりました。
2014年、日本の表参道店をリニューアルオープンさせました。2017年、90年代に人気を博した「パウラズ・イビザ」とのコラボレーションを発表し、パウラズ・イビザらしい異国情緒溢れるデザインに、ロエベらしいフォルムを見事にコラボさせて話題となりました。