BRAND HISTORY
古きよき伝統とエキセントリックな反骨精神が共存し、新たな価値観を生み出すイギリス。1971年創業のMulberry(マルベリー)は、そんなユニークな美意識をもつ国を体現するブランドです。
現在でも創業の地イギリスのサマセットにはマルベリーの工場があります。ブランド名は桑の木から由来しており、マザーグースの歌にちなんだものです。
海外では「桑の木」のマークがついた金具で有名な高級レザーブランドで知られています。1970年代のイギリスを彷彿するような雰囲気のクラシカルなデザインで、非常に良質な素材を使っています。
イギリス女性の憧れのバッグとして有名で、ロンドンの街中でマルベリーのバッグを持つことはある種のステータスにもなっており、高級志向のおしゃれな女性たちに人気を誇っています。
2004年、スチュアート・ヴィヴァースがデザイン・ディレクターとして就任しました。
彼はヘッドデザイナーとしてエイミー・ロバーツやキース・ウォーレンなどを任命し更なる飛躍を目指しました。エイミー・ロバーツは「ジョン・ガリアーノ」や「ゴースト」などのデザイナーを務めており。キース・ウォーレンは「ルイ・ヴィトン」のデザインを担当していました。
スチュアート・ヴィヴァースの活躍によってマルベリーは大きく成長。2005年秋冬コレクションでは、キム・ジョーンズとコラボレーションバッグを発表しました。翌年、ヴィヴァースはBFCのファッション・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
マルベリーはウェアなどを洋服もリリースしていますが、特にバッグが人気です。ブランドのアイコンでもある「ペイズウォーター」はクオリティの高さや落ち着いた風合いなど、ラグジュアリーでクラシックな仕上がりになっています。
非常に柔らかい素材で、使えば使うほど独特の風合いが出てきます。その他、マルベリーのバッグの特徴であるターンロックやパドロックなどがついたもの、A4サイズの書類が入るものもあるのでビジネスシーンでも活躍することができます。
現在は、LVMHグループでキャリアを積み、「セリーヌ」においてレザーグッズやシューズなどのヘッド・デザインディレクターを務めたジョニー・コカがデザイナーとして指揮をとっています。今後日本においてもマルベリーの人気がますます高くなることが期待されます。