BRAND HISTORY
豊かな感性と個性で世界と牽引し、多くのファッショニスタを虜にするPRADA(プラダ)。
プラダは1913年にイタリアのミラノにて、マリオ・プラダとその弟のマルティーノ・プラダによって皮革製品の専門店として創設されました。
当初のプラダはスーツケース、旅行鞄、パーティバッグなどを揃え、クロコダイル、パイソン、象やセイウチなどラグジュアリーレザーのなめし革を使うという豪華なものでした。このゴージャスな店舗が大成功を収め、開店から6年後にはサヴォイア王家の御用達となり、ミラノだけではなくヨーロッパ全土のセレブが足を運ぶ場所となったのです。
順調に売り上げを伸ばしていたプラダですが、第一次世界大戦から第二次世界大戦へと移り変わるにあたり、プラダの豪華なバッグたちは時代にそぐわないものとなります。時代の変化についていくことが出来なかったプラダの売り上げはみるみる下がり、一時は倒産寸前の危機にまで陥りました。
しかし1978年、マリオの孫娘、ミウッチャ・プラダがデザイナーに就任し、プラダの売り上げを飛躍的に上昇させることとなります。
ミウッチャは祖父であるマリオが旅行鞄に使用していたナイロン生地の軽量かつ耐久性がある長所に着目し、これまでの皮革製品を使っていたデザインとは全く異なるバッグを製作します。
これが時代にマッチし大反響となり、プラダは危機的状況から脱出したのです。開発されたナイロン生地「ポコノ」のバッグは軽くて耐久性があり、様々な商品展開で更に売り上げを伸ばしていきます。
こうしてプラダはイタリアを代表するハイブランドとして、世界中で絶大な人気を誇るようになりました。
プラダで人気のシリーズは、やはりプラダが復活を遂げるきっかけとなった「ポコノ」を用いた商品ではないでしょうか。
軽量かつ汚れにも強く、また防水性にも優れた素材にプラダならではの高級感が加わり、普段使いはもちろん通勤用のビジネスバッグとしても人気です。
近年では、シンプルながらも様々なカラー展開で存在感のあるサフィアーノも人気のあるシリーズで、世界のセレブが愛用しています。上質な牛革を使用し、光沢とPRADAのメタルロゴがより一層の高級感を醸し、絶妙なバランスで上品な仕上がりとなっています。
細かな型押しが施された上質なレザーはキズがついても目立ちにくく、機能性に優れています。その高いデザイン性もさることながら、ポコノ、サフィアーノともに使いやすいよう細かな配慮が成されているのも、プラダの長所といえるでしょう。