BRAND HISTORY
ハイエンドなものと日常のワードローブをミックスしたバランスのよいコレクションが話題のProenza Schouler(プロエンザクーラー)。2002年にアメリカで設立されたファッションブランドです。
主にウィメンズウェアとアクセサリーを展開し、ダウンタウンのユースカルチャーにハイファッションとモダンなデザインやアティチュードを加えたアプローチを特徴としています。
洗練された着心地の良さへの追求と、職人技術との融合こそが同ブランドであり、現代アートや若者のカルチャーから得られたインスピレーションは、テイラーリングと独自に開発された生地を重要視しながら見事に実現しています。
創業者は、ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデス。マッコローは東京生まれです。
ふたりは1998年パーソンズ・スクール・オブ・デザインで出会いました。お互いのファッションや雰囲気を見てすぐにうちとけ、3年間、学校でもプライベートでも、ほとんどの時間を共に過ごしました。在学中にマッコローはマーク・ジェイコブス、ヘルナンデスはマイケル・コースの元でそれぞれインターンを経験しました。
卒業制作でコラボレーションを組んだことがきっかけで、共同でデザインを始めます。
この卒業製作が『バーニーズニューヨーク』のバイヤーの目に止まり、2002年パーソンズ・スクール・オブ・デザイン卒業と同時にプロエンザスクーラーを設立しました。
彼らはまたたく間にNYコレクションのアイコンとして話題となります。2人はこのコレクションで切望していた「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」と「ゴールデン・シンブル」を受賞しました。パーソンズ・スクールの卒業生として最高の名声を獲得しました。
プロエンザスクーラーのブランド名の由来はヘルナンデス、マッコローの両デザイナーの母親のミドルネームから来ています。
2003年、CFDA(The Council of Fashion Designers of America)の新人賞にあたるペリー エリス賞を受賞しました。2004年には、CFDA/ヴォーグ・ファッション・ファンド・アワードでグランプリを受賞しました。
2006年、ルエラとのコラボレートラインである「ゴー」を発表。同年、エルのファッションデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
2007年、ロンドンに初のショップをオープン。同年6月、CFDAウーマンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーをオスカー・デ・ラ・レンタとともに受賞しました。現在、次世代を担うデザイナーとして注目を集めています。