BRAND HISTORY
イギリスのパンクファッションの火付け役になったとも言われている、「王冠」と「地球」をモチーフにしたロゴが特徴的なブランド、Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド)。創業者はヴィヴィアン・イザベル・スウィアです。アパレル、バッグや財布などのアクセサリー、ジュエリー、アイウェア、時計、香水と幅広く展開しています。
ヴィヴィアンは2児の母でしたが、「ビートルズ」やミニスカートを着て有名になるモデル「マリー クワント」の影響を受けて大学に再入学しました。
1971年、大学で出会ったマルコム・マクラーレンとともにキングスロード430番地にブティック「レット・イット・ロック(LET IT ROCK)」をオープン。
マルコム・マクラーレンのファッションセンスは進みすぎており、生産する引き受け手がいなかったためヴィヴィアン・ウエストウッドが生産するようになりました。これがファッションデザイナーになるきっかけでした。
のちに、ヴィヴィアンのデザインした過激な服を着た反社会的なロックバンド「セックスピストルズ」がデビュー。同バンドは革新的で、若者の間にパンクブームを起こし、マスメディアは、これを「パンクロック」と命名しました。
瞬く間にヴィヴィアン・ウエストウッドの洋服は注目の的となり、パンクファッションとして脚光を浴びました。前衛的かつ反抗的なパンクファッションはすさまじいスピードで流行し、「パンクの女王」と呼ばれ更に熱狂的な支持を得る事となりました。
1983年、パリコレクションにてデビュー。イギリスの伝統的なクラシックとパンクが融合したスタイルで一躍人気となり、2006年、イギリス人デザイナーとして初めてエリザベス女王よりDameの称号を与えられました。また、3度目となる「British Designer of the Year」も受賞します。
日本では、1996年に旗艦店として「ViVienne Westeood Tokyo」を日比谷に開店。2003年に青山に移転し、全てのラインを揃えた「ヴィヴィアン・ウエストウッド青山」をオープン。2005年公開の映画『NANA』にて主人公が愛用するブランドとして使用されたことで、日本の若者の間でブームを巻き起こしました。
現在、全国の百貨店など多様な業態にて展開しています。